○ もっと知りたい!
~欧米型の食生活と脂質・動物性たんばく質の割合~
戦後日本の高度経済成長期の昭和30年代~40 年代(1955 年から1973 年まで)に、
日本人の生活は飛躍的に変化しました。
それは「食生活」においても例外ではありません。
厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」によれば、
脂質及び動物性たんばく質摂取の割合が以前より増加していることがうかがえます。
「総エネルギー中に占める脂質エネルギーの割合」
* 1950 年… 約8 %
* 1985 年… 約24 . 5 %
* 2007 年… 約26 %
★35 年の間に約3 倍に増加
★1990 年以降は総エネルギーの4 分の1 を脂質が占める
資料厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」より
『 総たんばく質中に占める動物性たんばく質の割合』
* 1950 年… 約25 %
* 1980 年… 約49 . 8 %
* 2007 年… 約53 %
★30 年の間に約2 倍に増加
★1985 年以降は摂取量のおよそ半分が動物性たんばく質
資料厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」より
日本が世界と肩を並べるほどの急成長を遂げた時代に、
穀物中心の食生活から欧米型の食生活(高たんばく・高脂質)へと移行していった様子が、
摂取量の推移からもうかがえます。
食生活が変わったにもかかわらず、日本人の臓器の大きさは変わっていません、
もう、処理能力を超えているのです。
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