2010年11月1日月曜日

入り口から出口まで… 食べ物の流れ

入り口から出口まで食べ物の流れ

消化管は一本の管

人は食べ物を口に入れただけでは「体内に受け入れた」とはいえません。

食べ物から栄養素を体内に摂り入れるには、消化する必要があります。

人の消化器官のうち、口腔・咽頭・食道・胃・小腸・大腸を

「消化器官」と呼びます。

口から紅門まではおよそ全長9メートル前後にもおよび、

一本の管状になっています。

食べ物は消化管を通過する間に、徐々に小さい分子に分解され、

腸内にて必要なものは吸収、不要なものは排泄されます。


体内の体外

消化管は「体内の体外」とも言われます。

例えば、人間の形を単純化してちくわのような形だと考えますと、

「ちくわの穴の中」はあくまで外気とつながる「体外」であり、

「ちくわの身の部分」に入ってはじめて「体内」 となります。



消化管は腸で栄養素の最終消化と吸収を行ないます。

つまり腸で吸収して初めて「体内」に受け入れたことになります。

言い換えれば、腸はまさに体内の入り口であり、

きわめて重要な関所ともいえます。

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